☆少年の心☆






僕は駅に行く交通手段は原付だ
今日もヘルメットをかぶってバイクのある駐輪所に向かって行くと





3歳ぐらいの男の子が僕の方を見ている
僕はなんか見てるなと思いその男の子を見ると
男の子が僕に近づきしゃべりかけてきた





「なあ?バイク乗るの??早く乗って」





と僕のヘルメットを見てそう判断したのだろう
その後も「早く乗って!乗って!」
と僕をせかす





どうやらこの男の子はバイクが好きなんだろう
ものすごく「ウキウキ」した感じで僕にしゃべりかけ
僕に近づいてくる 





僕もなんかこれは男の気持ちにすぐ答えてやらねばと思い
すぐにバイクに向かう
そしてバイクに乗って走らすと
男の子はバイクが走っている姿がうれしいのだろう
「ワーイ」って感じでついてくる
僕はその光景をみて気持ちがほのぼのしてきて
いつまでも男の気持ちに答えてあげたかったが
なんせ用事ですぐに行かなくてはいけなかったので
男の子の視線を振り切って駅に向かう





バイクは駅に向かって走り出し男の子から見えなくなってきたが
男の子はずっと名残惜しそうにバイクを見ていた
小さい子の視線はなんだかいたたまれない





僕はもうちょっと男にみせてあげたかったなあ
と思ったが
まあ行かなければいけないので仕方がない





しかしここで再び男の子の期待に答えるチャンスができる
なんと僕は






忘れ物をしていたのだ





僕は「しまった!!」





と思いつつ内心また男の子にバイクを見せてあげれるな
と思いすぐに家に向かう
そして再び駐輪所に向かうと
まだ男の子がいたので





僕は「これは喜ぶぞ〜!!」





と思い男の子に近づいた











ここで男の子が僕に向かって言った発言に
衝撃を覚える
その僕に向かって言った一言とは
それは・・・





僕をみるなり・・・





ぽつりと・・・






またお前か!






絶対喜ぶと思ったのにまさかの一言
に僕は唖然





・・・・・なんやと!?





一瞬子供をどついたろうかと思いましたが大人なんで止めました





ちくしょう!!
大人の気持ちを踏みにじりやがって

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