☆8月のチョコチョップ☆





みなさんは「パブロフの犬」というの知っているでしょうか?





それはロシアの生理学者パブロフが彼の飼い犬に行った実験です
どんな実験かというと
まず犬にメトロノームを聞かせます
犬はそのメトロノームの音に耳をそばだたせます
次にエサを与えます
すると犬は食べながら唾液を出します
そしてメトロノームの音を聞かせながら
エサを与える事を繰り返します
するとやがて犬はメトロノームの音を聞いただけで
『エサが貰えるんだな』
と思い自然に唾液を出すようになったそうです
この実験から『条件反射』が生まれたのです
というのが「パブロフの犬」です





この話は置いといて





今日は難波で事務所の「チョコチョップ」というライブの日
今回も前回に引き続きライブの裏方をやっており
今日の仕事は客席に置いてあるDVDの映像を舞台に流す
という作業をする事になった
この作業はDVDのボタンを押す人と
そのDVDにつないであるスキャナーから出る映像を
流す為レンズにフタ(フタを閉じないとDVDのエディット映像が流れてしまいます)を開ける人と二人必要だ
という事でDVDのボタンを押す人は僕で
そのフタを開ける人は事務所の芸人奥山さんがする事になった





基本的にDVDの映像は最初のオープニングと
各演者が登場する前の紹介(名前だけの映像)だけで
そのDVDを流すタイミングは舞台袖からの
トランシーバーの指示(これを持っているのは僕だけ)で行なっていた
だから僕は指示がきたら奥山さんに合図を送るわけだが
奥山さんは音楽が流れて(ネタの合間には出刃椰子の音楽が流れる)
声だと聞こえずらいので肩をトントンと叩いてくれと言う
まあ僕はそれぐらい聞こえるやろ
と思いながら
その通りにする
前置きはこれぐらいにして





そして本番





最初のコンビの出番
舞台袖からスタンバイOKの指示が来て
僕は奥山さんにトントン
奥山さんをそのトントンでフタを開ける
そして舞台に映像が流れる





次のコンビの出番
舞台袖からスタンバイOKの指示が来て
僕は奥山さんにトントン
奥山さんをそのトントンでフタを開ける
そして舞台に映像が流れる





次のコンビの出番
舞台袖からスタンバイOKの指示が来て
僕は奥山さんにトントン
奥山さんをそのトントンでフタを開ける
そして舞台に映像が流れる





・・・・・てな感じで
その作業の繰り返しでライブは進む





しかしここでアクシデントが





これまで大抵が漫才で前のコンビが終わって舞台から
はけたら映像を流していたのだが
「ロッテンダ」というコンビはコントの予定で
明るくなってから登場するのではなく
板付き(明るくなったら最初から舞台に立っている状態)
で始めるという事であった
だから漫才と違うので本番前に映像流してから
本人が舞台立つという打ち合わせをしていたのだが





本番になると
前のコンビがネタを終え指示を待っていると
舞台袖から思わぬ指示が





「すみませんロッテンダさんすでに舞台に立ってしまいました」





ロッテンダは指示を聞いてなかったのか
すでに舞台に立ってしまったのである





僕は「なに!?」





と思ったが立ったものはしょうがない
そこは頭を切り替えて





「ほなロッテンダは紹介VTRなしでいくわ」





そのまま流すとロッテンダと紹介VTRが
舞台が重なる為
という指示を舞台袖に送る





それからもちろんこのやりとりを知らない
奥山さんにも伝える事にする






その時に・・・・!!








ここで最大のアクシデントが








奥山さんにこの事を伝えるため
いや奥山さんをこっちに振り向かせるため





僕は奥山さんの肩を・・・・








トントンと叩いてしまったのだ!!








すると奥山さんはこっちを振り向く事はなく





トントンと叩かれるとフタを開けるという
「パブロフの犬」状態になっていたので





フタを開けてしまったのだ!!









すると舞台にはロッテンダが待機しているのに








「Pioneer」の文字が






奥山さん「えっ!?」






そしてすぐ様フタを閉じる





僕「・・・・・・最悪や」








紹介VTRを流してないので
DVDのメーカーのロゴが流れてしまったのである






そのトントンはフタ開けろの合図じゃなかったのに・・・






という事での大失敗





この事で僕は
「ロッテンダ」じゃなくコンビ名








「Pioneer」やったら良かったのに








と前向きに思うあった


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